試験管のまどろみ
白詰ちゅか

いばらの影に
脈打つカルマ
音色を聴いて
たたずむ青さの
うつくしい夜明け

明日も深呼吸して
そのときを待ってる
だから、行くね

押さえ付けて
轢き潰して
そんなもの
そんな臓器たち
見えないものに
触れて、いるのだ
そこに

ひかる蜜の
味をみて吐き出す
許せない
壊れてもなお
壊してもなお


自由詩 試験管のまどろみ Copyright 白詰ちゅか 2012-06-12 21:10:42
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