痛い、やっぱり痛い。
komasen333

痛いのかどうかはっきりとしないけど、心に先行して腹部が諸手を挙げているのでとりあえずここは「痛い」ということにして甘えるのもアリと思ったわけで、ストレスのストレスによるストレスのための方便にしか聴こえないかもしれないけど、この「痛さ」は私発のものであると仮定してこれ以後の行動は決めさせてほしいのだけれど、あなたにはあなたの仕事や家庭があるので付きっきりでこの痛いのかどうかはっきりしない過程にいつまでも対応しているわけにもいかないっていうのもよくわかるんだけれど、私も私なりに考えてというか、感じて、感じまくって、「痛い」っていう言葉に出さなくても表情に滲ませているんだから、もうちょっとそこんところは汲み取ってほしいんだけれど何を言っても後出しじゃんけんのようなやましさしか残らないから私は仕方なく「痛い」という表情まで抑制するようになり、数日と経たぬうちに病状が悪化して「なんで早く『痛い』って言わなかったの!」と小学生のように叱られながらも、ちょっとその真剣な口調に一筋の救いのようなものも感じて万事休すも捨てたもんじゃないなと思えたりなんかして、やっぱりそんなこと考える余裕があるからこの「痛い」の程度も知れてんのかなと自己整理かつ自己完結。


自由詩 痛い、やっぱり痛い。 Copyright komasen333 2012-06-08 20:39:02
notebook Home 戻る  過去 未来