夢の惑星
服部 剛
あぁ全てのひとは
透きとほったぜんまいを背中に巻かれて
晩夏に樹からぽてっと落ちる
あの蝉に似ています
(宇宙の銀河の果てから観れば
ひとの百年は一瞬です・・・)
あぁ全てのひとの
体内にエレキの電流は巡っており
今日も私は息を吸っては吐いており
あなたの心臓はぽんぷとなり
西へ歩むひとあれば
東へ走る車もあり
街全体が、ひとつの呼吸をしています
(果てない宇宙に、ぽつんと光る
青い地球という
惑星
(
ほし
)
は
凄い速度で、今も回っているのです)
自由詩
夢の惑星
Copyright
服部 剛
2012-04-12 23:53:35
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