こわれた護岸をなおしています
あおば

                       120322





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?
なんか楽しくなったような気がしますね
春になると
忙しくなるから
ソノマエニカタヅケテオカナケレバナラナイコトガオオクテ
往来の交通も激しくなって
国道橋の上での渋滞も長く続き、イライラしているところにバイオリズムも崩すゆっくり揺れ続くなにが原因か分からない微震動に気持ちが良くなるどころか、次第に不安が募ってきて、果たしてこの橋は大丈夫なのだろうか?
こんなにたくさんの車両を支え続けているのに、案外丈夫なものだ、今日は落ちることはあるまいと車たちは懸命に走っていくが、果てしのない流れの果てにあるものは、矛盾の解消?、人畜無害の殺虫剤?、健康食品?、自由化の波に洗われ続ける護岸は、眼に見えないゆっくりした速度で浸食を続け、しまいには橋からの衝撃にも耐えられなくなってしまう。それはいつのことか予測は付くのだが、補修予算案の成立のめどが立たない現在、知らないふりをして居るばかり。財務省から国土交通省へと視線を走らせ、外反母趾の予防には窮屈な靴は避けた方が無難との揉め事を嫌う健康メモを聞き流し、コワレタゴガンヲナオシテイマスと何回か口の中で呟いて、少しだけ安心感を得ようとする。






「poenique」の「即興ゴルコンダ」投稿作 タイトルは、澤田爽さん



自由詩 こわれた護岸をなおしています Copyright あおば 2012-03-22 11:12:08
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