ゲーテさんと晩酌 
服部 剛

ビールを飲んだ僕のからだは 
北国の暖炉みたいにほてっとあっだがぐなってくる。 
心臓がどくりどくりと高鳴ってくる。 
このボールペンを持つ手も、震えてくる。 

しゃんそんっていいなぁ・・・ 
薄明かりの店内で 
無数の音符等が浮遊して、踊っているよ 

人生とはきっと 
全ての出来事にきすする為のもの

今日僕は、ゲーテさんが好きだったという 
けすとりっつぁしゅばるつびぁを飲み 
生まれて初めて、ほんとうの酒の味を知った。 

このテーブルの向かいの席には 
透きとほったゲーテさんが 
美味しそうに黒いビールの入ったグラスを
今、ふわりと傾けています 








自由詩 ゲーテさんと晩酌  Copyright 服部 剛 2012-03-20 23:43:31
notebook Home 戻る  過去 未来