虹のありか 
服部 剛

新しい、新しい、と未来ばかりに手を伸ばし 
追えば追うほど、幸いの虹は逃げてゆく 

いにしえの魂の形象を宿すものこそ 
今・ここに新しい 

古の魂をそっと胸に納め 
自らの魂と一つに重なる時 

心の空に
ひとすじの虹が架かる 






  


自由詩 虹のありか  Copyright 服部 剛 2012-03-14 20:40:35
notebook Home 戻る  過去 未来