旅立ちと別れは沁み込んでいく
RW

仕事帰り,
夕陽を背中に向かうのは
いつものスーパー。

切らしていた調味料を見つけ,
手を伸ばしたのは
いつものサイズ。

でも

ここに居る間には使いきらないな,
とまた棚に戻す。

旅立ちや別れは,そうやって
「いつも」の中に沁み込んでくる。




自由詩 旅立ちと別れは沁み込んでいく Copyright RW 2012-02-14 18:11:14
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