日々
はるな
いち日に三人とシーツをみだし
またそのたびちがう人を思いうかべ
いったい
こんな液体の行き交いが
なにを意味しているのだろうと
かんがえてみてもわからない
わたしのあしゆびは冷えきっている
壁のすき間から
なにかあまい匂いがしてくるが
壁にすき間など
あるはずもない
あなたはわたしに向けた背をまるめ
親指のつめを切っている
ぱちんぱちんと弾く音が
床に
天井に
シーツのしわの一筋ごとに
ぱちん
ぱちんと
ぱちん
ぱちん
と
自由詩
日々
Copyright
はるな
2011-12-28 18:44:49
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