青春遠望 
服部 剛

朝の浜辺を散歩する 
夏休みの終わりに 
金髪の青年が2人、遊び疲れて 
またを開いてぐっすり寝ていた 

ある意味遊ぶということは 
若人の仕事でもあり 

大人と言われる年齢としの僕は 
今日一日の場面の中に 
あの頃のような 
(青春の瞬間)を見出すことが 
大人のだいじな仕事と思う 

振り向けば、背後に小さく横たわり 
浜風に包まれた2人の青年を眺めつつ 

砂浜の足のくぼみも心地よく 
歌う歩調で一日を歩めそうな予感のする 
夏の終わりの、朝の散歩 








自由詩 青春遠望  Copyright 服部 剛 2011-09-16 21:12:17
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