逢いたくなったから、今夜も手紙を書きました。
愛心



無性に淋しい夜。
ぼくは泣きながら、送るあてのない手紙を書く。

ベッドの一番近く。
小さなランプを点けて。

真っ白な画用紙、使いなれたペン。

カーテンは開け放し。月の光、こんばんは。

本当は言えない。
知らないで。ぼくの想いを。

醜いから。嫌われたくないの。

つらつらと言葉を重ねる、ぼくは
まるで我が儘なお姫さま。
嫌われることを知らない、世間知らずなお姫さま。

ぼくは淋しがりなんだよ。言わないだけで。

だって疎まれたくないんだ。

お願い。声を聞かせて。
ぼくを見て。ぼくに触れて。
もっと、もっと、愛して。

ねぇ、マイダァリン。

滲んだ文字。月の陰影が見せる

きたないぼく。

ペンを置き、破りとる。
乱れたぼくのラブレター。

ランプの灯を端に移して。
月に昇れ。灰になって、きらきら。

泣き声に乗せて、唄おう。
ぼくのメロディ。



愛して、愛して。淋しいの。

夜に溶けて、グッバイさよならまた明日。

ランプの光を消すように、今夜もぼくは夢をみる。


携帯写真+詩 逢いたくなったから、今夜も手紙を書きました。 Copyright 愛心 2011-08-14 20:00:01
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