かお
アンテ
たなかさんちに
ようじがあるとかで
おばあちゃんについていった
すごくおおきないえで
おばあちゃんとたなかさんのはなしが
いつまでたってもおわらないので
ろうかをたんけんするうち
すっかりまいごになってしまった
ためしにへやのひとつをのぞくと
しらないおじさんが
くらいへやのまんなかにぽつんとすわっていた
となりのへやをのぞいてみると
しらないおねえさんがやっぱりすわっていた
いったいなにをしているんだろう
きになって
おねえさんのよこにならんですわると
おねえさんとわたしのあしがぴったりくっついて
はなれなくなった
ひろこーっ かくれてないででてらっしゃーい
ろうかでおばあちゃんのこえがした
おねえさんはかおをごしごしなでて
はーい
とわたしのこえでこたえて
わたしをずるずるひきずりながら
ろうかへでた
じめんのでこぼこがくすぐったかった
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びーだま