ただの青さ
ゆうと


見えないどこかで
血をわかちあって
自ら肢体を埋葬する様が
今日の君を物語っていた

冷たい肌に触れる
うすい膜に包まれている
心髄は?
心髄は?
無重力の彼方

枯れた夢の持ち主
声が出なくなって
何日かした後に言った
おいしいという言葉
目に浮かぶ青は
空でも海でもなく
ただうつくしいだけの
青だった

心髄は?
心髄は?
君がわかるところにあるよ
君だけが知っているところに

理由は求めなくていい
ただの青さ
無意味でいいよ
最初からそうだった

惑星をかち割る
君は何を壊す?
もうやめておこうか
こんな夢は




自由詩 ただの青さ Copyright ゆうと 2011-05-06 20:40:47
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