その時は、いつか
soft_machine

アトリエの薔薇に芽がついたよ
花が咲くころ
君に送ろう

その時は、いつか
この春の、
すぐ後にあったのかもしれない
たった今、過去になった太陽

自分の為にすることが
誰かの為でないなんて
そんなさみしい話はないよ
誰かの為に、なりたいと願って

人ひとりの魂の変化って
その人の中でも様々な形態
それは単独のものであったり
連続のものであったり
一見、何の繋がりもない日々のカケラが、深く連絡しあって
この瞬間もあらゆる醸成の途中

こんな弱い僕だって
君の為なら
変わろうと思えば、いつだって変われるよ
蛇口をひねったところまで
いつも水が優しさで満たされているように

無理しても、構えなくても
きっとくる
何故って、ある。だから
楽しむことじゃない?

鳥達の翼に倣って
心、ひろげて
あの、空に届け






自由詩 その時は、いつか Copyright soft_machine 2011-03-19 16:02:50
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