夜のライト
薬熊

受話器越しの声があたたかい
電話ボックスで"ふたり"

それは嘘が真実になった瞬間だった。
疑いはない。実感そのものが、どこにもないのに。

 もっと奥まで
 目が冴えないから

ただ愛のみが堆積していく。
いつか風化していくのだろうか。

「野晒しのココロ」というものに憧れる (なれない)
かなわないなと 思う

―どうか、どうかお互いが惹かれ合っている内に キスをしよう


自由詩 夜のライト Copyright 薬熊 2011-03-14 15:15:39
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