明日も 晴れ
いてゆう

朝が車で 缶詰を運んだ 森のなかで
気にしない エレベーターに乗った
眼が一つだから 海は水平線しかもてない
唇の上を すすむ 潜水艦も 赤くなって
ヨーグルトのなかに 木が生えてきた
忘れもしない ポケットのなかに 藤壺がいた
鶏が 缶詰を 卵だと思って 抱いていた
不安の 肺のなかで 山を越えて 蟻がいた
エレベーターが女王でなく 王様だったら
明日も 晴れでしょう


自由詩 明日も 晴れ Copyright いてゆう 2010-11-02 00:39:47
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