One day In Your Life
アラガイs
小鳥の鳴き声がする
見上げれば二羽の鶺鴒が飛んできて
曇り空に
僕は 桜の枝の葉を柿の木と見間違えた 。
こうして河原をひとり歩いていると
マイケル
きみのうたが胸にしみてくる
あの頃
上手く理解してやれなかった恋の
通りすぎていった女(ひと)の面影が浮かんできて
淡く
熱くいちぢくの実が
折れたこころ
むかし泣けなかったバラードに
いまでは懐かしく語れば語るほど
あの女(ひと)の顔が思い出せない
よみがえる遠い
遠い
一日が暮れる
窓には落葉が積もり
踏みしめれば
輝いた黄金色の靴
マイケル
きみのうたが胸にしみてくるよ
僕はいまでも
ひとりぼっちさ
※
マイケル ……(マイケルジャクソンよりタイトル曲に捧ぐ)