空を
森の猫

公園の緑に
ふたり
ねころがって

ぼーっと
空をみている

風が髪をゆらしてく

小指と小指をからめて
お互いの体温を
すこしだけ

感じている

あたしは
コットンボイスで
ラブソングをうたう

彼は
目をつぶって
眠っているのか
聞いているのか

風が頬をかすめる
しずかに
しずかに

なんて
なごやかな日なんだろう

あたしは
しあわせすぎて

なみだぐんだ
・・・・

空が
わらった気がした


自由詩 空を Copyright 森の猫 2010-09-19 09:38:59
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