網状脳波
KETIPA

しなりと曲がる樹木 配列の整然とした
空気に雨が糸(のちの光ファイバー)をひいて回る
ホラ
結合する木のなかで落下した
根と共に拡散する
電子粒子


土の下に巡る雨の糸がその脳神経
信号は意図した その文明
電気でできた 粒と線のぶんめい(文、名)
ホラだらけの木々が微細な枝を空中に張る
相似な構造を辿ると脳波 脳波のホラ

原子大のホラアナが無数に空けられる 空中とか
ファイバーが根 そして神経 結果血管
大小 つぶが tsubuga が枝を通過通過通過通過通過
拡散拡散 放射が形
粘りつく繊維の密な構造体が展開

わさわざさささと
糸 粒 繊維
そして文明の根幹 脳神経 根!
根のすきまに根と光ファイバーが
緻密にこんがらがるがらるるらる
糸いと糸糸粒粒糸糸 糸いと意図糸つぶ繊維
菌糸菌糸 そこに菌糸 つぶ粒 脳波
混濁しきったそれが音おと


区切っていちいち名を与える民


自由詩 網状脳波 Copyright KETIPA 2010-08-01 21:15:22縦
notebook Home 戻る  過去 未来