あめの来る頃
オリーヴ








煩わしい程に儚すぎて


熱を帯びた
ひと夏の境界を越える




ひと握りの世界と
断片と化した意識の中の


朦朧とする扇風機の陰で
雷雲が産まれた







日の暮れた、少し後
光を束ねて



あめとともに











携帯写真+詩 あめの来る頃 Copyright オリーヴ 2010-07-25 20:03:01
notebook Home 戻る  過去 未来