ちいさなあかりがあるところ
ゆうと



わたしいなくなりたい
とおい夜空にきえたい
きれいじゃなくていい
光ってなくていいから
今すぐいなくなりたい
裸足で走ってとびたい
誰にも知られずに
誰もいないところへ

影ができないくらい真っ暗で
あたりいちめん真っ黒だったら
きっとこわくなっちゃうだろうな
だからここにいるんだろうな

自分の手のひらが見えるくらいの
ちいさなあかりがあるところ
眠るときにも呼吸できるなら
きっとなんにも心配ない
きっといつかはうまくいく





自由詩 ちいさなあかりがあるところ Copyright ゆうと 2010-07-16 02:24:38
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