圧縮詩 1〜3
しろう



「かぜのなまえ」


鳥の呼び声の鍵穴の恋う
すこうしあまったいまに核集めて
あのね
雪が木蓮のふかふかに
やさしく揺れてんだきみは
愛もらえば





「Labo.Harai」


この熱はプラシーボ文様が冒涜、銀盤の加速器ラプラス予測、
ラディカルなる斜陽、椰子の実、シバくラピスラズリ、
//アクリルケース//アダムスキー型//シュシュ.解熱。
三万年後まで喜びオステオスペルマム無為です。風と魔王に。
どっとはらい





「no season why」


欠けた手の終える栞は
つまらなそうに雪で河津桜と菜の花な砂丘
運河岬の真下から三度鳴らされる水仙畑西の
海に懐いていたピンクの観葉植物や
愛してたガーデンチェア
ディジリドゥのかわいたブレス上の
バターみたいに微少な迷路も君の管轄







自由詩 圧縮詩 1〜3 Copyright しろう 2010-06-29 20:28:33
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