ふと
あおば

                 100317




よにお
かまたれと
ふと思うことがありました。
かまたれとは
かわたれのことだと分かった
分からないのは
よにおということばの想起だが、
曖昧模糊としていて話が進まないから
棚上げとして
進んだ頃合いにもう一度考えてみることに致しましょう。
解説者は自分だけの納得で、次のステップに移る。
取り残されたオリノコ川のさすらい人は
次の舟が来るのを悄然として待つのだが
次の舟は何時のことか
今世紀になってからは
悄然として待つのは文明人でないと
船頭は考えて
川岸の人影を見ても
なにも気にしないようになり
予約のお客以外は乗せなくなったので
舟の平均スピードが増して
便利になったと
乗降の観光客たちは喜んでいる
よにといいながら
川岸で釣りをしているうちに
名人といわれるようになったのは
後日談である。
何時かタイトルを改めて記したい。






「poenique」の「即興ゴルコンダ」投稿作。タイトルは、小川 葉さん。


自由詩 ふと Copyright あおば 2010-03-17 22:44:28
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