願いのうた
朧月

絵筆のように
まわす心の先端は
ノオトの広場を走りながら
願いみたいな軌跡をひいてゆく

夢中になってるように見えて
踏まないようにしてる
だれかの過去

ならぶことを拒否する命にも
同じくとうたう気持ちはあって

何度も 何度も走る心
いえない言葉を生み出したくて
あふれるまで回転してゆく
いつか
なににも囚われなくなるよに

何度も 何度も走る心
擦り切れる心の絵筆の
先に込めた祈りは
だれも傷つけないとも言えず

震えそうになりながらとめない
それが自分のうただから



自由詩 願いのうた Copyright 朧月 2010-02-23 10:48:09
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