春
あおば
100220
空中回転に慣れすぎて
ひひひと笑う暇がない
朝日が昇りきった時刻
輪郭が伸びをして
すっくと立ち上がり
出かけた後に
影の底に潜むのが
羨望だと
野原の真ん中で
ひひひと笑う春
自由詩
春
Copyright
あおば
2010-02-20 12:43:01