このいたみと、違う王国のきみへ。
水島芳野



このあどけない寂しさは
いったい誰が埋めてくれるというんだろう

破滅的な日々は、いつも壮麗だ
月夜が似合うきみは
今夜はどんなダンスを踊るの?
ああ、さわっちゃだめだよ
アロマキャンドルのかおりは
やさしいけれど、焦げつくように熱い

いったい誰が、このあどけない寂しさを埋めてくれるというの?

たとえば今、違う王国の違う夜を生きているきみが
僕を救う唯一のひとだったとして
こんなにもせつない夜を
僕はどうやってやり過ごせばいい?


携帯写真+詩 このいたみと、違う王国のきみへ。 Copyright 水島芳野 2010-01-06 00:27:01
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