皆既
黒川排除 (oldsoup)

吸い込まれていくのが見える見える過ぎ去った
いくつもの粒子を放散してやぁまるで星空のようだねと
星空を見上げながら隣の盲は何を言ってるのか分からない

少年は目を見開いて膝をいっぱいにした星空もそうだった
電柱はそんな少年の上に音もなく崩れかかって息絶えていた


自由詩 皆既 Copyright 黒川排除 (oldsoup) 2003-10-03 03:23:18
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