翔ぶ者へ
Giton



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濁った夕日のあとに
煤たなびく夜明けが来るとしても
真昼の青空を信じて歩き出そう
君が遠くで見ているのなら
      .
枯れ干からびた夏のあと
どしゃ降りの秋が続いても
雪の恵みを信じて進もう
その向こうに君がいるのなら
      .
振り返れば錆びたトタン屋根
誰かが始動ボタン押すのを
空しく待ち続ける機械たち
      .
誰にも思い出されず
どこにも痕跡を遺さない
未来からの飛翔者の影 君は


携帯写真+詩 翔ぶ者へ Copyright Giton 2009-11-06 14:08:02
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