人生諦めが肝心
飛べない豚

 この言葉は、「人生」が何を差すかで意味が大きく変わる。


 この先の「未来」の人生を諦めてしまうのならば、

 その生き方はある意味生きることの放棄であり、愚の骨頂である。



 しかし、それが「過去」の人生ならば話は異なる。


 既に起こってしまった事実、これまでの自分の人生の軌跡はどう足掻いても変わらない。

 過去を変えようにもタイムトラベルでも出来ない限り不可能だ。


 変えられない過去にこだわるほど無意味なことはない。


 過ぎてしまった過去は諦め、今の自分の人生がどうすれば有意義な日常を過ごせるのか、

 そう考えて行動した方が、間違いなく有機的な日々を送れるだろう。


 過去を蔑んでも、自分が傷ついて、状況が変わらないどころか悪化するだけ。



 「過去」とは「未来」のための「現在」における資料である。


 「未来」の人生を諦めないためにも、

 「過去」の人生は諦めが肝心だ。


 
 そう割り切れたらどんなに楽なことか…


散文(批評随筆小説等) 人生諦めが肝心 Copyright 飛べない豚 2009-10-25 14:49:29
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