眠りにオチル
朧月

眠る というそのとき
人は一人になる
見ることをやめ きくことをやめ
うちへかえってゆく
今日にさようならをするそのとき
永遠に の気持ちがよぎる

さようなら

さようなら

恐怖なのか やすらぎなのか
そのどちらともなのか

眠る そのとき
その 手前は
つきおとされる前に似ている
落ちる前にも 似ている
自分の全てが
自分でなんともしようがない
頼りなさ
それが もはや
心地よさ

放棄 かもしれないココチがココロモチが

ね む る の か
・・・・・



自由詩 眠りにオチル Copyright 朧月 2009-10-21 11:08:37
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