2年前の自分へ
さえ

二年前の私が今の私を見れば
随分ふぬけた奴だと思うことだろう
いや、今年に入ったばかりの私でも今の私を軽蔑しうる
君からみれば今の私は孤独なまま大勢を相手に戦っていく道のりから
脱落した下劣な人間としか映らないだろう
しかしもう少し前、例えば14,5歳の私ならさぞ安心することだろう

話は変わりますが
人というものはとても素晴らしい性質を持っている
そう、忘れられるのだ
記憶する事自体が少なかった幼き日はそれこそ死ぬかと思ったが
このかけがえのない性質のおかげで私は一命を取り留めている

最後に
世の中には物好きが沢山います
その若さは大いなる武器になります
使えるものはなんでも使っておきなさい、
すぐに使えなくなるから


自由詩 2年前の自分へ Copyright さえ 2009-10-21 06:01:09
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