アトランダム
hhimma;q

張り詰めていた
こわばっていた
一本の糸の上を

緊張して歩いた
一歩 一歩
まちがえないようにして

まっすぐであった


でも疲れてた
疲れてた

顔を上げたら
落ちるかと思っていたけれど
そしてそれは格好悪いと思っていたけれど

この長すぎる演技を
もう誰も見てはいないのであった。


自由詩 アトランダム Copyright hhimma;q 2009-09-16 16:46:51
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