たとえば呼吸をするように
アオゾラ誤爆

動かして
もっといたくしてもいいから
すきと言ってくれたら


雪が降る
真夏の歩道に
きみの影がないことが
わたしの世界のすべてでも



祈っている


晴れた海は遠い空をうつして
言葉にならないように黙る
眠りを待つことに飽きて
ひとつ手折る


枯れてしまうことはしっていました
とか
いいわけじみた反芻をして
もう一度


ふれあうひとの温もりはしらない
ただ熱すぎるその血が
ほしいよ


巻き戻す
白昼の惨事には目をふさいで
インクのにじむ
あの日のふるさとに
帰る夢だけを見続けて



穴をあける
そしてえぐる
傷つけたいよ
だいすきなきみを


自由詩 たとえば呼吸をするように Copyright アオゾラ誤爆 2009-08-08 18:43:34
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