stock and kapital とはケネーのフィジオクラシーとマルクスの資本論から私が得たアイデアを象徴するキーワードで、私が個人的に重宝している私的な慣用句に過ぎない。いつかこのアイデアを展開した論文を書く気でいるが、いつになることやら。
ところで、ジョージ・ハリソンの息子、ダニ−・ハリソンが2人組ユニットthenewno2を結成し、音楽活動を行っている。で、彼らの「Choose What You're Watching」という曲がなかなか良い! 親父のアルバム『Living In The Material World』や『Brainwashed』に収録されていたとしても何の違和感も感じさせないような歌詞、サウンド、ボーカルだ。ようするに「お前、ジョージ・ハリソンだろ!」という感じ。
http://www.youtube.com/watch?v=F5huduB0Uf0
タイトルを oil and TV とでも名付けていいようなビデオクリップもオリコウサンな仕上がり。シニックなユーモア、けっしてやり過ぎない余裕、どれもこれもDNAにすりこまれた資質か。途中登場するテレビと灯油用ポリタンクで乾杯するシーンは髭男爵みたいで可笑しい。
石油はそれ自体、貨幣資本、生産資本、商品資本と並ぶ資本形態のひとつとして個別にカテゴライズされるべきではないだろうか。燃料資本とかなんとか。軍事力を背景にツバつければ最強最大の資本だろうから。
また私の考えではそれはstock(「資本」)そのものでもあるのだ。stock and kapital(「資本」と『資本』)。われわれはこの分裂・対立の中で生きていて、それは長すぎるのだ。そろそろ統一されるべきだろう。
ダニー君。キミどう思うかね?