唄歌い・杉本拓朗への手紙。 
服部 剛

今から2年半位前に、戸塚駅の路上ライブで出逢い 
「ぽえとりー劇場」でもゲストライブをしてくれた 
杉本拓朗君が「歌スタ」に出ると聞いていたので、 
今日は仕事から帰って早めに寝て 
番組の始まる0時29分より前に目覚ましをセットして 
寝坊助の僕が不思議なほどに目を覚まし、 
久しぶりにテレビを見た。 

ブラウン管の中の彼の唄と話から、
他のエントリー者以上に 
揺るぎ無い炎のような信念と歌を愛する切なる願いが 
審査をしていた元・Something ELse のベーシストの方にも伝わり、 
オーディションを通過して共作で曲をつくることになった。 

僕は唄ではなく詩を書く者だが、 
表現者の道を志す者として 
杉本拓朗という素晴らしい可能性を秘めた 
真の唄歌いに、心からの歓びと 
今後の健闘をいのる想いを、伝えたい。 

今日、僕はブラウン管の中で
唄う君の頭上に、音楽の神さまが微笑んでいるのを、観た。 
それは、君と初めて逢った路上ライブで唄う時も 
渋谷のラママで唄う時も「ぽえとりー劇場」で唄う時も 
変わらぬことであった。 

唄うこと、生きること、人を愛することの歓びを、 
これからも伝え続けてほしいと、 
心の底から願う、深夜である。 


杉本拓朗HP:http://sugimototakurou.com/ 








散文(批評随筆小説等) 唄歌い・杉本拓朗への手紙。  Copyright 服部 剛 2009-03-31 01:36:43
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