鬼に金棒、ヘフナーにコンプレッサー
A-29

ビートルズ礼讃は止めようと思っているが、どうしてもやってしまう。

解散後、各メンバーが自身のソロ活動で行ったビートルズナンバーのライブ演奏で、オリジナルレコードでの演奏を上回るものは無いというのが僕の印象だった。

ところが、マッカートニーのライヴ・イン・ザ・US 2005~ザ・スペース・ウィズイン・アスのオープニングを飾ったマジカル・ミステリー・ツアーはオリジナルを凌駕していると思う。

http://www.youtube.com/watch?v=kHjxvgkhqlA

ポールのライブでのボーカルがレコードのそれと比べて物足りないのは今に始ったことではない。しかし、この演奏でのヘフナー・ベースのサウンドはそうした欠点を補って余りある。ヘフナーにリミッター・コンプレッサーをかけまくると、こういう音になるのか。まさに鬼に金棒。歳をかさねて重みを増したベースプレイにはほとんどイキそう。

そもそも同曲についてはさほど思い入れが無かったが、ベースをこんだけ伸びのある音にすると、曲の魅力が完全爆発するわけなんだな。納得納得。

観客のうちの何人かはイッてる顔をしている。その気持ちはよーくわかる。

ま、ファン固有の反応でしょうが。^^


散文(批評随筆小説等) 鬼に金棒、ヘフナーにコンプレッサー Copyright A-29 2009-03-02 00:07:06
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