ビートルズ礼讃は止めようと思っているが、どうしてもやってしまう。
解散後、各メンバーが自身のソロ活動で行ったビートルズナンバーのライブ演奏で、オリジナルレコードでの演奏を上回るものは無いというのが僕の印象だった。
ところが、マッカートニーのライヴ・イン・ザ・US 2005~ザ・スペース・ウィズイン・アスのオープニングを飾ったマジカル・ミステリー・ツアーはオリジナルを凌駕していると思う。
http://www.youtube.com/watch?v=kHjxvgkhqlA
ポールのライブでのボーカルがレコードのそれと比べて物足りないのは今に始ったことではない。しかし、この演奏でのヘフナー・ベースのサウンドはそうした欠点を補って余りある。ヘフナーにリミッター・コンプレッサーをかけまくると、こういう音になるのか。まさに鬼に金棒。歳をかさねて重みを増したベースプレイにはほとんどイキそう。
そもそも同曲についてはさほど思い入れが無かったが、ベースをこんだけ伸びのある音にすると、曲の魅力が完全爆発するわけなんだな。納得納得。
観客のうちの何人かはイッてる顔をしている。その気持ちはよーくわかる。
ま、ファン固有の反応でしょうが。^^