オーキュペテーとケライノー
あおば

                 090211 


東邦型2号並四受信機のキャビネットにスピーカーと12A代用真空管、デジタルICアンプ搭載基板をUX真空管ベースに抱きつけて縛り付け貼り付けた、代用品。
音は12A真空管によく似た澄んだ音、皆さまもおなじみの、四六時中ヘッドフォーンに耳当てて聞いておられる携帯機器に使われているのだから、聞き慣れているその音が、昔懐かし安物のマグネチックスピーカーから流れてくると、あら不思議、代用真空管がいつの間にか本物の顔をして東邦型2号に収まっている。
デジタルICアンプ特有のPWMスィッチングノイズ障害の防止策が無く、JOAKの受信には影響ないが、いくつかの放送局には嫌らしいノイズが紛れ込む、その影響は、はるか高い周波数のVHF帯域にまで及んでいて、FM放送にも害をなす。困ったものだねと思いながらも、ケースに入れてしまったのだから、今さらアナログICアンプに換えるのも面倒と組み立てて、台所のバネばかりで重量を計測したところ、約3キログラム。これならばどこでもケータイ可能とほくそ笑む。感度は100倍増したし、どこへ持っていても受信可能。第1号に比べると第2号は実用性が高まったと、喜んでいるところです。
21世紀の現代、合衆国にもアフリカ系の大統領が選出されるのだから、合いの子とも鵺とも言われることも無いだろうと確信しております。



参考
「デジタルオーディオアンプのノイズ対策」
(株)村田製作所
http://www.murata.co.jp/products/article/ta0783/index.html



自由詩 オーキュペテーとケライノー Copyright あおば 2009-02-12 00:16:31
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