「詩について思うこと」
ふるる

つぶやきみたいなものです。

○私にとっての詩

私にとって詩は、言葉で表せないものを言葉で表してくれるありがたいもの。

表せないものってなんじゃ・・・小川に素足を浸した時の、「あの感じ」は、
「冷たくって気持ちいい〜」だけでは表せない・・・。
長く記すれば、
「水の流れが肌にあたって、愛撫されているようだ。それは冷たいけれど、逆に生きているということ、身体の温かさを思い出させてくれる。梢をゆらす風。風は小川の上をわたってゆく。小川の流れと風は交わることはないが、からみあい、歌いながら流れ流れてゆく・・・。耳と素足はその歌に身をまかせ、夏の日差しの疲れをゆっくりとほどいていく・・・・」
みたいな感じ。
それを、もっとこう・・・無駄を省いたりしてできた。

そういうものを詩と思います。

それから、言葉を並べて、言葉以上の何かを出現させるもの。
言葉以上ってなんじゃ・・・。
言葉って、誰かに何かを伝えるのが大きな役目だけど、それ自体も魔力があると思うのです。
「バーカバーカ」という言葉にも、バカをバカたらしめてしまうようなすっごい力があるんじゃないかと。ある種呪いみたいな。
そういう呪いを集めていいかんじに並べたら、何かすっごいことが起こってしまうんじゃないか。
あーすっごいこと起こりそう〜!って思うのも詩かな。(どんなだ)

○こんな詩をいいなあ〜と思う

男女の違いを知らしめてくれる詩。単に男言葉とか、ステレオタイプな男っぽさじゃなくて、なんだろ・・・冷たさみたいなもの・・・。「えっこんなに突き放しちゃっていいの?」っていう詩。

読んだ後、詩が生まれてくるような、続きがあるような詩。

他にもありますが、省略します。


○私の書く詩はこうありたい

一つは、みんなが共通して持っている感覚的なところをぐーっとつっつくような詩。

もう一つは、読んだ人が、色んな見方ができる詩。プリズムのような。何かを語っている詩ではあるけども、読んだ人によって、その人の心に去来するものは様々だ。というような。
まあ読む人の心は様々だけど、想像力を限定しないというか。懐が広いというか。

なんだけど・・・ハア〜・・・


あと、今日思ったことです。

詩って、絵とか音楽と違って、読んでもらって初めて完成される感じ。絵や音楽は身内や自分の楽しみで終われるけど、ヘタでも詩だけは誰かに読んでもらいたいってなるのは、言葉だからっていうのもあるけど、やっぱり読んでもらわないと未完成だからじゃないのかしらー???

おわりです








未詩・独白 「詩について思うこと」 Copyright ふるる 2004-08-10 22:58:18
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