義母(はは)を悼みて
ならぢゅん(矮猫亭)
春の雷母の遺せし管四本
風光れ母は遺せし金の尿
初つばめ月命日の軒かすめ
旅やつれ運ぶ疾さや初燕
枇杷実る月命日も二度目かな
ほととぎす
亡母
(
はは
)
も天辺駆けをるか
五月雨や普及於一切濡らしゆく
義父
(
ちち
)
ひとり衣更ふ日も延べしまま
入梅や自由と書いてみたくなり
手向けしは螺髪の如き花あぢさゐ
汗拭ふ
義父
(
ちち
)
の庭べに夏蝶来
新盆や
亡母
(
はは
)
の御前に酔ひ伏して
俳句
義母(はは)を悼みて
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ならぢゅん(矮猫亭)
2008-11-13 12:15:03縦