それでもたしかにぼくがいたんだ、あいまいなひかりつつまれながら
ゆうと

夕陽のせいでぼくはわらうしかなかった
きみはすぐ泣きたがるからぼくはいつも、
すこし離れて歩いていた
そうすればきみがいつ泣き出すかわかる
首からぶら下げた他人行儀な一眼レフで
あまいピントで撮った世界は
ゆめをみているようだった

(( それでもたしかにぼくがいたんだ ))

とりとめのない、まいにちがつづいても
きみがとなりから姿を消しても
ほんとうにぼくがいたんだ
生きて、いたんだ

(( あいまいな、ひかりにつつまれながら ))




自由詩 それでもたしかにぼくがいたんだ、あいまいなひかりつつまれながら Copyright ゆうと 2008-10-29 23:41:55縦
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