またテレビが
寺岡純広

またテレビが無差別殺人のニュースを伝える
「誰でもよかった」
「死にたかった」
「反省している」
などと犯人の弁がでる
コメンテイターは、「自分だけで死ねばいい」
と憤る
私は
「反省するなら、最初からやるな」
「悪党は悪党らしくしろ」
という内心になる
でも、ほんのわずか犯人に同情、共感を覚えてしまう
犯人像と同じものが自分の中のどこかに一部ありそうな気がして…
もちろん、実際に殺人などはしない
しかし、殺人よりも怖ろしいことをしてしまいそうな自分がある
そうしないために、心のバランスを取り戻そうと今日も必死になる


散文(批評随筆小説等) またテレビが Copyright 寺岡純広 2008-10-06 07:35:38
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