ゆれる
ゆうと


たいようが
しずんでいくのを
ずっとみていたい
うみのほうで
かぜにふかれて
こころをなくしてみたい





キスなんか
されなくたって
わかってるよ
きみが平常心でいられる
そのわけを
ぼくはぶち壊したいと
おもう





答えが見つからないときって
どうしたらいいんだろう
さまよって
さまよって
さまよっているけれど
でも
前向きのつもりだよ





懐かしい歌
引っ張り出して
泣こうと思ったけど
涙が出なかった





さびしい
さびしいけど
そんなことだれにもいえないから
きみは
なにもしらなくていい
いいから
ふつうのかおで
ぼくのなまえをよんでほしい





こういうのもぜんぶ
よわいからなんだとおもう
わかっているけど
わかっている、けど





なんでもないのに
なんでもないのに
なんにもないから
泣きそうだ




自由詩 ゆれる Copyright ゆうと 2008-09-26 13:43:33
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