最後の夏
アズアミ
カラカラの洗濯物
風の匂いを吸い込んで
ロサンゼルスまで放り投げた雲も
そろそろ戻ってくるだろう
最後の夏が終わるけど
また会えるよね
君と君と
かき集めた砂場のすなを
そっとそっと
空にまぶす
幼いままの風船は
時々すごく頼りないけど
まばらな夢をつめ込んで
ちからいっぱい飛ばす
最後の夏はギラギラと
明日を照らす
とてもとても
恥ずかしい生き物だから
強く強く
明日を照らす
自由詩
最後の夏
Copyright
アズアミ
2008-08-25 10:11:22
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