推定天使。
北条未香



君の泣く顔がもっと見たいです ひどく甘くて残酷なきもち

うたうのが使命だなんて誰がいう?伝えたい想いがあるってだけだ

泣き顔がうつくしいね、という君は天使みたいな髪をしている

君がまだ背中に翼をもってた日 金平糖を食べてたあの日

単純にきれいなものだけ集めてもかがやかないのが言葉の不思議

"つばさなどなくてもとべる。しらないの?瞳の奥にひそむ異国を。"

今はただ少しひとりでいたいだけ。君の顔すらみたくないだけ。



短歌 推定天使。 Copyright 北条未香 2008-08-15 01:28:38
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