Cui Cui
ゆうと


だれかがしんだとき
おわるなにかがある
こころのなかにぽっかりとあく
あなたのスペースは
なににもかえられない
たいせつな、たいせつなものです

いなくなったのに
いなくなったきがしなくて
いなくなったわけではないのに
いなくなったきがしています
いま、とてもへんなきぶんです

てんごく、とかそういうものは
かんがえてもいなかったけれど
やはりかんがえてしまうのです
あなたはどこへいってしまったのだろう、と

うけとめる、とはなにか
なくこと? それともわらうこと?
わからないけれど
ぼくはいま、かんがえています
たしかにあなたがげんじつからいなくなったこと、と
たしかにあなたがこころのなかにいること、を
こうやって、ぶんしょうにおこすことによって
さいかくにんしています

死と生は
とてもはっきりしているもので
どこかぼんやりしているものなのかもしれません
いま、そうおもいました


だれかがしんだとき
うまれるなにかがある
それはたしかにしあわせでした
いまもたしかにしあわせです




自由詩 Cui Cui Copyright ゆうと 2008-06-24 00:08:59
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