レジスタンス
ty

こぶしを握りしめている

曇天の下

行くあてのない

迷彩柄のズボン





自動販売機と線路

かすかに歪んだ道

降りてくる

ゆううつな気分





どこへも行けない





線路沿いの家で

一家惨殺がある





『シャイニング』で使われたよりもたくさんの

血糊が必要だっただろう

イッてしまっている殺人者の視線の

その先が見たい


自由詩 レジスタンス Copyright ty 2008-06-09 01:23:43
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