神様のおかえり
衿野果歩


悲しいなら泣いてよ

水音で泣き声をごまかすから

逆様にした時計の砂は

またさらさらとこぼれる


残された時間にたくさんの

「おかえり」を伝えてゆくから


自由詩 神様のおかえり Copyright 衿野果歩 2008-05-17 17:55:03
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