傘のない日
ゆうと


影を追う
背に
張り付いている
孤独

夜になると
向き合って
数え切れないほど
泣きました


水たまりに
光る
希望
そこには
自分の姿が
ちゃんと
映っているか
雨が上がった頃
見に行くのです


明日が来るか来ないかを
花占いで決めました


上を向いたら
雨粒が
ぼくの口に
入りました

味のない
飴でした




自由詩 傘のない日 Copyright ゆうと 2008-04-17 20:17:26
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