くるくる回る、季節の終わりに
ゆうと


ぼくはもがいている
部屋の中で
どうしようもなく
ぼくはもがいている

窓の外には
四つの季節が通り過ぎる
今日は風が強いから
またひとつ季節が過ぎるだろう

ぼくはもがいている
部屋の中で
どうしようもなく
ぼくはもがいている

時々、思うんだ
ぼくは何してるんだろうって
端から見たらくだらなく、だらしなく時間が過ぎているように思うだろう
そうじゃないって、誰かに
慰めてほしいだけ、そんな気もする

だめだね
こんなのじゃね
わかってるよ
きみに言われる、もうずっと前から


ぼくはもがいている
部屋の中で
どうしようもなく
ぼくはもがいている
いつか外に出ようと
早く外に出ようと
ぼくはもがいている

外の世界
うつくしくゆがんでいる
憧れているから
少し怖いんだ


次こそは
変わるんじゃなくて
変えるんだ

ねえそれ何度目? って
笑わないで聞いて ねえ




自由詩 くるくる回る、季節の終わりに Copyright ゆうと 2008-03-10 22:53:38
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