あたたかな雪
唐草フウ
あたたかな雪が
時のうろこ 一片と供に
もう一度、もういちど、と
落ちてくる
あなたの冗談は
胸に入ってるカイロのようにふんわりして
窓の中 しゅんしゅん伝う蒸気が
寂しかった空洞に
結露をつくる
零れる前に
そっと
夢のじかんは冬のはりつめている間
ほんの刹那でも
自由詩
あたたかな雪
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唐草フウ
2008-01-21 23:10:43
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