2005年8月13日からの日々
yozo

たいしたことはない
つい昨日携帯を変えた
何年もtukaから乗り換えろ乗り換えろと脅され続けたが
美しい緑色を出す気の無いauになんか媚びてやるもんかと
虚勢を張り続けた結果出た待望のインフォバーの操作性に打ちのめされたが
コミュで知ったタチコマ携帯!という誘惑に上手くハマれて
青いのを買った
しょく〜ん!と言って開く
バイバ〜イ!と言って閉じる
メールを1文字づつ打つ事も無くなる
ネットはここでも広大に広がっていた

いくつかの命が絶えた
世界では無数だろうが泣きが入る位惜しかったのはいくつか
焼きたくなど無かった
墓石を撫でて又来るねなんて言う年になったんだなぁと思う
彼等の変わりに見聞き出来るよう健康で有りたいと
不思議にも思ったりする
ほうれい線に効くらしい1万円のクリームを買った
そのくせ死はとても身近な気がしている
怖いよりも、なんだかありがとうと感じるのは
泣ける位惜しい人とさよならが出来たからかもしれない

きらきらを繋げている
新しく卸す店はだいたいパっと売れていくらしい
大晦日まで仕事した年もあった
こなれると緩やかになりその度存在価値を見失ってしまう
必要とされる喜びはなんて傲慢なんだろう
黙り込めればいいのにそれが出来ないから恥ずかしい
なのにまたキラキラの輝きを繋げて幾らかの食料と日用品を得る
幸せな方だと思うが比べるべき未来は信じていない
自分がめんどくさいなぁと思う

ことばを
酷く無くしてしまったような気持ちになる
流行歌好きな作家キャッチコピー
細分化されていくのはどうしようもない事なのかしらん
私達には毛皮が無いので
出来るだけ速く誰かと何かと繋がっていたい
そのくせ生身の温度よりペタっとした吸い付くような
1本だけキュウっとクるラインくらいで生きていたい
曖昧な説明出来ないキュウペタ確保に躍起になって
携帯を換えたり
メールを出したり
墓石を撫でたり
クリームを塗ったり
キラキラだったりしてるのかしらん

しょく〜〜ん
その後いかがですか
お変わりありませんか
格段に輝きますか
何か見えましたか
泣き笑いですか
必要なものは見つかりましたか
それは大切に出来そうですか
私はまた詩が読みたいと思っています
背を押す言葉との出会いを渇望しています


未詩・独白 2005年8月13日からの日々 Copyright yozo 2007-12-21 02:38:31
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